はじめてのお客様へ万年筆に対する熱い想いを知って下さい。
IT化に伴う通信網の発達や携帯電話の普及にともない、薄れゆく人と人が顔を見合わせるコミュニケーション。
グローバルスタンダードを取り入れるあまり、先の見えない国際情勢に翻弄される「日本」という共同体に対する不安が今社会を覆っています。
これらが日本に古くからある「人間同士の和(輪)を尊ぶ集団」の否定、つまり欧米からの中途半端な「合理主義」輸入の加速化が原因のひとつです。
もちろん欧米式の考え方を否定するわけではありませんが、すべてが効率・スピードの波にのまれ、「完全なる使い捨て社会の浸透」が正しいのか疑問なのです。
同世代や異世代間の伝達と継承の消滅が「様々な人と人との断裂、同時に人とモノとの断裂」を招き、日本人が大切にしてきた道徳や新しいコトを生み出す職人技術も崩壊してきているのではないでしょうか。
わたしたちが年齢的にまだまだ若輩者である事から、まさに今の「現代の若者」と言われる層の価値観がより身近にわかります。
誰しも先の見えない未来や無限に広がってゆく情報世界に対してゴシック体の決まりきった文字で対応する一方、本当は人間同士面と向かってしか生み出せない熱い何かを求めているのです。
「仕事はパソコンを使ったデジタル志向メールもすぐ届くし便利で最高、だけどプライベートではアナログ志向でありたい自分だけの文字で手紙を出す方が自分オンリークールでモテるっしょ」そんな感じでありたいのですが、プライベートでもブログにオンラインゲームにチャットとデジタル志向が浸透しパソコンに表示される文字が自分の書体と錯覚してしまうとこまできています。
デジタルとアナログの使い分け、熱い想いを伝える方法を知っている大人のみなさまへ、ぜひ現代の若造若子にご教示してあげてください。

5年ほど前からでしょうかこのめまぐるしい時代だけに「ロハス・Free&Easy・スローライフ&スローフード」といった言葉が、今の時代の主流のようにメディアによく登場しています。
しかしすべての人間がFree&Easyでスローに暮らしていける日本社会ではありませんし、これはあくまでも一つのライフスタイルであってそこから生み出される意味のある価値観ではありません。
これらのライフスタイルが掲げる「素晴らしいと感動したいことは何か」 ということを明確にできぬまま、ただぼんやりと憧れる方は結構いるのではないでしょうか。
わたしたちのトライアングル万年筆がこのライフスタイルそのものではありませんが、「Free&Easy・スローライフ&スローフード」から生み出される本当の意味での価値観に通じています。
それはわたしたちの「大切にしたいモノ・コトのつながり」の想いをのせた万年筆が、素晴らしい感動を生み出すツールであると信じているからです。
この世界のモノのほとんどはオーダーメイドではなく、こだわっているといっても多くの中から選んでいるのに過ぎないのです。
自分独自のモノを生み出すには簡単なところで歌であったり文字であったりするわけで、素晴らしい感動はここから生まれます。
どんなに宝石の散りばめられた高価な万年筆であっても文字の太さや細さが自由の変えられるわけでもなく、それはただのステータス。
もう使っていただけないのが歯がゆいほど、わたしたちの熱い想いだけが先行しておりますが、トライアングル万年筆は自分らしい文字を最大限に引き出せるツールだと自負しております。
何本かお持ちの万年筆コレクションとして飾られるより、大切な想いを相手に伝えるための万年筆としてライフスタイルに毎日欠かせない1本であることを願っております。

効率化の波は日常生活における「書く」というシーンを排除し、その価値を押し下げています。
しかし裏返せば、そんな一日の中の特別なシーンには従来のスピードや利便性よりも、むしろこれからの時代は本当のこだわりや面白さの問われてくる、まさに万年筆の時代が来ると確信しています。
120年間受け継がれ続けて、今なお決して消えない伝統工芸品「万年筆」。
わたしたちは完全にその世界に魅了されています。
株式会社中川屋はヒト・モノ・コトを結ぶ三角形「Try-angle トライアングル」をブランド(冠名)とし、万年筆をはじめ日本国内・海外の工場と協力して「アソビ心と本物志向」をテーマに様々なモノを世に送り出すのと同時に「素晴らしい文化が生み出した特産物の継承と伝達」という社会使命を果たしていこうと思います。
株式会社
中川屋 一同
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